
金沢市の閑静な住宅街の37坪のちいさな敷地に計画した、ご家族四人のための住まい。
いずれ隣に家が建つことを想定しそれでも家の中にやわらかな光が届くようにとの願いを
込めて住まいに二つの天窓と、三つの室内木製窓を設けた。

ダイニングテーブルから天窓を見上げると、窓越しに青い空と少し白い雪が見える。

自社で製作したコの字型のキッチンには、ガスオーブンをビルトイン。
海外での暮らしの長かった施主さまご家族はクリスマスにオーブンでターキーを焼くことも
多かったそう。ご家族同士の程よい距離感と、それぞれの居場所のある住まい。

1階のダイニングキッチンと、リビングの間のスペースは机と棚を向かい合わせに造作した。奥様が趣味の編み物を楽しみ、左手ランプ下の階段下には、愛用の糸巻き機の収納スペースを設けた。


旦那さまがお仕事をされたり、音楽を楽しむ2階の「書斎兼 趣味部屋」の木製窓や、
「向かい合わせの子供部屋」へと繋がる2階の廊下からは、1階の家族みんなが集う
キッチンのダイニンテーブルが見える。声の届く距離感、おはようの声が響く冬の朝。




宿題をしたり読書を楽しむ窓側のライブラリースペースと、オープンになる木製小窓。


廊下に設けた、幅広の造作洗面台。


この家の為だけに、デザインし素材を吟味し自社で製作した、造作の建具や家具たち。

寝室に設けた物干しスペースを緩やかにカーテンで目隠し、
レールを埋め込んだ木製のバーも自社で製作。
床材は、温かみと厚みのある一枚板の杉材。
壁材は調湿効果の高い紙クロス。ケミカルさのない呼吸の気持ちいい、
本来なら24時間換気など必要のない心地いい住空間。


寝室の入口側は壁いっぱいのクローゼット。干す→仕舞う→寝室で着替えるの理想の最短動線。

青空に映える無垢の木の風合いが自然な外観。天然物由来の保護材を丁寧に浸透させた杉板押し縁仕上げ。緩やかな経年変化を楽しむ自然素材で丁寧に仕上げた、五感に心地よい住まい。

天窓のある暮らし
照明を付けなくても柔らかい陽射しが差し込む。
家族の食卓に天窓から差し込む柔らかな朝のひかり。お子さまが帰ってきてご飯を待つ間、
本を読みふと上を見上げると空が見える、そんな空と近い日常がこの家には流れています。